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Author:しんゆう
日本家紋研究会&家紋デザイン研究所に所属しています。
中学時代から家紋を愛しています。
京都に行くこと、小説家になることが夢です。

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04月23日(水)

北林透馬の家紋。

 今日、ちょっと所用がありまして、横浜に行ってきました。

2014.4.23 009

2014.4.23 010

 さすが横浜、都会です。
 住んでいるのが田舎も同じなので、人混みは得意でありませんが、幕末の開港以来に栄えてきた町の風土が、行き交う人の多さで感じ入ります。

 用事を済ませてから、ちょっと足をのばして、お寺さんに行ってきました。

2014.4.23 011

 お名前は『勧行寺』。日蓮宗のお寺です。

2014.4.23 012

 現代的な造りの御本堂です。

2014.4.23 013

 賽銭箱の側に、お寺の紋の飾りがありました。『五つ茶の実車』でしょうか。日蓮宗だと、橘紋をよく見るのですが、橘紋の派生といわれる茶の実紋があるというのは、おもしろいですね。

 お参りをしてから、すぐ脇に広がる墓地に入りました。久々の家紋散策です。

2014.4.23 016

 まず最初に出会ったのは、初めて墓地で見た鉄線紋。これは『七つ鉄線』ですね。鉄線は蔓性の植物で、六枚の花弁が特徴的です。(下画像はウィキペディアより)
800px-Clematis_florida_Sieboldii_001.jpg

 次は藤紋。『下がり藤』ですが、『上がり藤』をそのまま反転させてしまったような形をしています。たまに、このように上下反転している家紋というのを、墓地では見かけます。

2014.4.23 018

2014.4.23 019

 これは『楓と月』とでも名づけたらいいのでしょうか。とても風流な印象の家紋ですが、その使用家を見て驚きました。今出川、とありました。今出川家は公家です。その家と関係があるのか、わかりませんが、公家の今出川家の家紋も楓紋なので、分家か何かということなんでしょうか。とても、気になります。

2014.4.23 021

 これは佐藤姓の『雪輪に九枚笹』。雪輪も墓地では初めて見ました。

2014.4.23 020

 そして、これが今回の家紋散策でもっとも注目した家紋。『丸に枡に蛇の目』か『丸に角に蛇の目』でしょうか。シンプルではありますが、とても目が引く家紋です。どういう由来でこういう形になったのか。気になります。

 勧行寺には、お二人、有名な方のお墓があります。
 ひとつは、剣術の流派のひとつ・天然理心流の創始者、近藤内蔵之助のお墓です。

2014.4.23 014
 
 もっとも、供養墓とのことなので、この下にお骨があるわけではないそうです。家紋もありません。
 ちなみに天然理心流四代目継承者は、新選組局長として知られる剣豪・近藤勇です。

 もう一人の方は、小説家の北林透馬(きたばやし とうま)という方です。横浜出身で、横浜を舞台とされた作品を多数発表され、流行作家として人気を博したそうです。本名を、清水金作といいます。

2014.4.23 015

 家紋は『丸に違い鷹の羽』。姓氏問わず、広く使われている家紋です。
 いつか、作品を読んでみたいと思います。
 これが私にとって、小説家のお墓を初めて訪れたことでした。
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