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Author:しんゆう
日本家紋研究会&家紋デザイン研究所に所属しています。
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05月16日(金)

黒色の魅力。

 家紋木札を製造販売されている『アロケイト』さんから、またまた素敵なものをいただきました。
 黒檀(こくたん)を素材にした、家紋木札二種です。
2014.5.15 003
 堂々と私の苗字と定紋(丸に渡辺星)が彫られ、枠外には麻の葉文様が彫られています。小さいながらどこにも乱れはなく、日本の工芸技術の水準の高さを実感できる逸品です。
2014.5.15 004
 こちらは先ほどの約半分ほど置きさで、私の副紋である「丸に剣片喰」とオリジナルで作った犬紋が彫られ、枠外には唐草文様が彫られています。
 家紋が身近にないと不安になる私には、常に携帯できるサイズなのが嬉しいです。
 この自然の黒色も、使い込むほどに光沢が出るそうです。私は黒色が好きです。ほかに似合う色があまりないというのもありますが、黒は何かを際立たせ美しく見せてくれる効果があると思います。
800px-WritingBox_EightBridges_OgataKorin.jpg
 たとえば、黒漆塗りの工芸品に、金で絵などが描かれると映えて見えます。尾形光琳作の硯箱などがその例で、ほかにも漆で塗った陣笠に金で家紋を描くと、目立つだけでなく、装飾性に優れているように見えます。
 墨は、黒色です。これは至極当たり前ですが、黒色であるからこそ、墨の色は安定感があり、墨で書かれた書物がこれまでに数え切れないほどありますが、その長年の使用感から、日本人は墨の色を愛し、黒髪を今でも日本固有の美と見るのは、民族的な意識もあるかもしれません。もし、墨の色が赤とか緑とか青とか、目立つ色であったなら、あらゆる文化に与えた影響は多少なりともあったと思います。墨で書かれたものには、文化の垣根はありません。あらゆる秘伝書も指南書も、すべて墨で書かれたわけですから。
 黒の美は、家紋にも受け継がれている要素のひとつです。墨が黒であるのだから、家紋の色も黒で当然です。現代では、いろいろとカラフルな家紋を作り出すことも可能ですが、黒であるほうが、俗に言う「家紋らしい」印象を与えることは変わりません。黒の美を個性的に表現できる文化、それも家紋文化の一面であるような気がします。
 余談ですが、聖徳太子が制定したという冠位十二階の制度では、紫が上位で、黒が下位とされています。この制度は身分を服の色で分けたものですが、上位の色は天然色素の中でも作りづらいもので、だからこそ貴重で高貴とされていますが、一番下の黒は、作りやすく、ランクとしては低い扱いですが、それほど黒色が手に入りやすく、大衆にも親しみのあるものではなかったのでしょうか。
 古くは低く見られた黒色ですが、時代が下ると礼装の色は黒で統一させられ、貴族や身分の高い武士の束帯、冠婚葬祭における黒紋付など、これは現代でも、黒いスーツが礼装として使われている系統と同じです。黒は落ち着いていて、派手さがなく、気品ある風格も感じさせる色だと思います。

 黒の美は、日本の美でもある。これからこのストラップと見るたびに、そう思い返すことと思います。
 アロケイトさん、素敵な品をありがとうございました。
2014.5.15 005
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Comment


    
 

こんばんは

こんばんは。ご紹介いただきありがとうございます。
気に入っていただけたようで良かったです。
写真も上手に撮っていただけてますね。
黒檀だと真っ黒なので見る角度によって全然違うんですよね。
ピカっと黒光りする角度から見ると綺麗ですよね。
犬紋も可愛かったので使ってみました。
新商品発売の時には見本品をいくつか作るんですが
適当に作って捨ててしまうのはもったいないので
家紋好きな人やお世話になってる人の名前で作って
プレゼントしたりしています。
また何かあればお送りいたしますね。
今後ともよろしくお願いいたします。

 

Re: こんばんは

こちらこそありがとうございました。家紋に囲まれた生活を送るには最適な品です。
また今後とも、よろしくお願いいたします(^ ^)

 
 
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